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2006年8月20日 (日)

ロング・エンゲージメント

3本目は『ロング・エンゲージメント』。
傑作です。
時代は第一次世界大戦。恋人の戦死の報を受け入れられないマチルドは、生存者に恋人の最後の状況を尋ねていきます。彼は、戦線離脱をはかってワザと手を負傷した罪で死刑を宣告され、敵と味方の塹壕の中間地帯に放置されました。でも、彼女は自分の直感を信じ、自分の希望を信じて、彼の生存の可能性を探っていきます。
日本人にとって悲惨な戦争というとまず太平洋戦争でしょうけど、ヨーロッパ、特にイギリスやフランスにとっては、第一次欧州大戦の塹壕戦での戦死者の多さは第二次大戦の比ではないから、僕たちとは切実感が違うんでしょう。
かつて戦場だった野原を肩車されながら日傘を差して進むマチルド。殺された恋人のかつての上官に復讐した娼婦のピストルの仕掛け。野戦病院の天井で爆発する飛行船。そして岬の灯台にのぼる子供時代のマチルドと恋人。どこかおかしなオドレイ・トトゥの美しい映像とどこかおかしな戦場の悲惨な映像がパズルのように組合せて、見事な大団円を迎えます。
最後までグイグイ引き込まれました。

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