2019年11月19日 (火)

図書館で2冊

いつものように買い物のついでに図書館で予約していた2冊を受け取りました。
アフリカを見る アフリカから見る
「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学
あまり私が得意ではない分野の2冊です。
私の書棚にある本で参考文献に挙がっていたのは
ファウスト」「歴史哲学講義」「永遠平和のために
モナドロジー」「国家」「エチカ
参考文献は「脳」だけですが、こっちは最後まで読み切る自信はありません。
「アフリカ」の方は、ざっと目を通した感じで理解可能ですが、その先が見えてこない気がしました。
右も左も世界のことがわかっていない。というだけならばアフリカに軍隊を出せという政権の主張にからめとられるのではないでしょうか。

 

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2019年11月15日 (金)

山路ふみ子映画賞&TAMA映画賞

気が付いたらふたつの映画賞が発表になっていました。
毎年気にしていたのに、うかつなことでした。

まずは第43回山路ふみ子映画賞。
山路ふみ子映画賞 石川慶監督『蜜蜂と遠雷』
映画功労賞 ワダエミ
福祉賞 前田 哲
文化賞 赤松陽構造
女優賞 前田敦子『旅のおわり世界のはじまり』『町田くんの世界
新人女優賞 関水 渚『町田くんの世界』
特別賞 倍賞千恵子

もうひとつが第11回TAMA映画賞。
最優秀作品賞
『嵐電』鈴木卓爾監督
長いお別れ』中野量太監督
特別賞
『天気の子』新海 誠監督
新聞記者』藤井道人監督
最優秀男優賞
山﨑 努『長いお別れ』
井浦 新『嵐電』『こはく』『赤い雪 Red Snow』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』
最優秀女優賞
蒼井 優『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』
前田敦子『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP ロマンス編
最優秀新進監督賞
山戸結希『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子
奥山大史『僕はイエス様が嫌い
最優秀新進男優賞
成田 凌『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』『スマホを落としただけなのに』『ビブリア古書堂の事件手帖』『ここは退屈迎えに来て』
清水尋也『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子
最優秀新進女優賞
岸井ゆきの『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『いちごの唄』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』
シム・ウンギョン『新聞記者』

どちらも前田敦子さんの評価が高いですね。
たしかに『町田くんの世界』の彼女は主演級の演技でした。

 

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2019年11月14日 (木)

TSUTAYA、BOOKOFF、図書館連チャン

徹夜明けにTSUTAYA、BOOKOFF、図書館をめぐってきました。
TSUTAYAではDVD5枚をレンタル。
BOOKOFFではCD2枚を購入。
図書館では1冊借り出してきました。
DVDは日本映画が3本に外国映画が2本。
凜-りん-
チワワちゃん
町田くんの世界
マイ・ブックショップ
アガサ・クリスティー ねじれた家

『凛-りん-』は、又吉さんの原作の青春友情もの。配役を見るとやや不安。
『チワワちゃん』は、岡崎京子原作の青春友情もの。おそらくはいちばんグロテスクな青春。>死んでしまったチワワちゃんについてみんなが語る思い出。やけっぱちの青春はうらやましくはないけれど、確かに彼女は存在していたというぬくもりは伝わってきました。
『町田くんの世界』は、やっぱり高校が舞台の青春友情もの。3本並びましたね。たぶん味わいはまったく異なるでしょうが、これが今回のお目当てです。>ラストを除けば満足です。映像に力があります。河原の公園でふたりが「わかんないよ~」とか言いながら追っかけたり逃げたり走っているロングのシーンが素敵でした。
『マイ・ブックショップ』は、イギリスの田舎で女性が本屋をひらく話。映画で見るイギリスの風景は大好きです。ストーリーは分かりませんがきっと気に入る映画でしょう。>偏屈な老紳士と読書嫌いの少女とブラッドベリ。落ち着いた映像とジャジーな女性ヴォーカルが心にしみました。ストーリーは悲しくなるばかりだし、登場する男どもは片っ端からぶん殴りたい奴ばかり。でも荒涼としたイギリスの風景と本を愛する心は気持ちよく伝わってきます。
『アガサ・クリスティー ねじれた家』は、タイトル通りクリスティのミステリー。これもイギリスの風景が堪能できるはずです。>主人公の探偵役に魅力がないのでちっともストーリーは停滞しっぱなしです。『マイ・ブックショップ』にも出ていたオナー・ニーフシー が生意気娘で好演。ただし、こちらの演技はやや定番すぎるのが惜しい。

CDは
BIG ARTIST best COLLECTION はしだのりひことシューベルツ・クライマックス
ポプコン・マイ・リコメンド ウイッシュ

Shoebelts_bestcollection Wish_myrecomend
今回はなぜか60年代後半から70年代初頭のフォークを2枚。
せっかくベスト盤を出すのであれば少なくともディスコグラフィーぐらいは載せてほしいものです(って旧譜にいまさら文句言っても始まりませんけど)。シューベルツならわかりますけれど、ウイッシュはネットで見てもシングル4枚とアルバム2枚リリースしたことしかわかりませんでした。国会図書館で調べてこなくては。

本は
地獄めぐり
新書ながらカラー図版が多数収録されています。
うちの本棚で参考文献に挙がっていたのは「ブッダのことば」のみ。

こうしていろんな分野が並ぶとそれだけでとっても豊かな気がして嬉しくなってしまいます。レンタルと中古なのだけれど。

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2019年11月12日 (火)

追討 中山 仁

俳優の中山 仁さんが亡くなりました。
“サインはV”の監督役で一世を風靡しましたが、
彼がテレビや映画で活躍していたのは70年代の前半までといっていいでしょう。
私が観ている映画作品は以下の8本です。
思い出の指輪
海はふりむかない
愛するあした
約束
伊豆の踊子
江戸川乱歩の陰獣
ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説
スペーストラベラーズ

なかでも斉藤耕一の『思い出の指輪』『愛するあした』『約束』はその年のベストテン入る好きな作品です。

合掌

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2019年11月11日 (月)

第44回報知映画賞ノミネート発表

第44回報知映画賞ノミネートが発表されていました。

・作品賞(邦画)16本
マスカレード・ホテル
半世界
翔んで埼玉
愛がなんだ
キングダム
コンフィデンスマンJP-ロマンス篇-
さよならくちびる
アルキメデスの大戦
火口のふたり
劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~
引っ越し大名
記憶にございません!
宮本から君へ
蜜蜂と遠雷
閉鎖病棟―それぞれの朝―
ひとよ

・監督賞 15人
荒井晴彦(火口のふたり)
石川 慶(蜜蜂と遠雷)
犬童一心(引っ越し大名!・最高の人生の見つけ方)
今泉力哉(愛がなんだ・アイネクライネナハトムジーク)
阪本順治(半世界)
佐藤信介(キングダム)
白石和彌(凪待ち・ひとよ)
新海 誠(天気の子)
鈴木雅之(マスカレード・ホテル)
武内英樹(翔んで埼玉)
田中 亮(コンフィデンスマンJP-ロマンス篇-)
真利子哲也(宮本から君へ)
三谷幸喜(記憶にございません!)
山崎 貴(アルキメデスの大戦・ドラゴンクエスト・ユアストーリー)
瑠東東一郎(劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~)

・主演男優賞(10人)
池松壮亮(宮本から君へ)
稲垣吾郎(半世界)
大泉 洋(こんな夜更けにバナナかよそらのレストラン
木村拓哉(マスカレード・ホテル)
佐藤 健(サムライマラソン・ひとよ)
笑福亭鶴瓶(閉鎖病棟―それぞれの朝―)
菅田将暉(アルキメデスの大戦)
田中 圭(劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~)
中井貴一(記憶にございません!)
福山雅治(マチネの終わりに)

・主演女優賞(12人)
蒼井 優(長いお別れ
石田ゆり子(マチネの終わりに)
門脇 麦(チワワちゃん・さよならくちびる)
岸井ゆきの(愛がなんだ)
小松菜奈(さよならくちびる)
瀧内公美(火口のふたり)
田中裕子(ひとよ)
長澤まさみ(マスカレードホテル・コンフィデンスマンJP-ロマンス篇-)
二階堂ふみ(翔んで埼玉・生理ちゃん)
松岡茉優(蜜蜂と遠雷)
吉岡里帆(見えない目撃者
吉永小百合(最高の人生の見つけ方)

・助演男優賞(11人)
綾野 剛(閉鎖病棟―それぞれの朝―)
柄本 佑(アルキメデスの大戦・火口のふたり)
草彅 剛(まく子
高橋一生(引っ越し大名)
中村倫也(台風家族・長いお別れ)
成田 凌(愛がなんだ・さよならくちびる)
長谷川博己(半世界・サムライマラソン)
林 遣都(劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~)
松坂桃李(蜜蜂と遠雷)
ムロツヨシ(最高の人生の見つけ方)
吉沢 亮(キングダム)

・助演女優賞(12人)
天海祐希(最高の人生の見つけ方)
池脇千鶴(半世界)
小池栄子(記憶にございません!)
小松菜奈(サムライマラソン・閉鎖病棟)
桜井ユキ(コンフィデンスマンJP・マチネの終わりに)
斉藤由貴(記憶にございません!・蜜蜂と遠雷・最初の晩餐)
杉咲 花(十二人の死にたい子どもたち・楽園)
高畑充希(こんな夜更けにバナナかよ・引っ越し大名)
長澤まさみ(キングダム・マスカレードホテル)
深川麻衣(愛がなんだ)
松原智恵子(君がまた走り出すとき・長いお別れ)
MEGUMI(台風家族・ひとよ)

・新人賞(13人)
秋田汐梨(映画 賭ケグルイ・惡の華)
GACKT(翔んで埼玉)
金子大地(劇場版おっさんずラブ)
北山宏光(トラさん~僕が猫になったワケ~)
甲田まひる(台風家族)
鈴鹿央士(蜜蜂と遠雷・決算!忠臣蔵)
関水 渚(町田くんの世界
玉城ティナ(Diner ダイナー)
垣松祐里(凪待ち・アイネクライネナハトムジーク)
平野紫燿(かぐや様は告らせたい)
古館佑太郎(九月の恋と出会うまでいちごの唄
細田佳央太(町田くんの世界)
横浜流星(チア男子!! ・いなくなれ、群青)

・作品賞(海外)13本
アリー/スター誕生
クリード 炎の宿敵
グリーンブック
運び屋
記者たち~衝撃と畏怖の真実~
ある少年の告白
アラジン
工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス) と呼ばれた男
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
ホテル・ムンバイ
ジョーカー
イエスタデイ
真実

・アニメ作品賞(10本)
スパイダーマン:スパイダーバース
プロメア
海獣の子供
きみと、波にのれたら
トイ・ストーリー4
天気の子
ディリリとパリの時間旅行
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝・永遠と自動手記人形
ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん
空の青さを知る人よ

相変わらずノミネート作品が多いですね。
邦画7部門で6ノミネートが『蜜蜂と遠雷』
5ノミネートが『マスカレード・ホテル』『半世界』
『愛がなんだ』『劇場版おっさんずラブ』

私が観ているのは全ノミネート中8作品です。

 

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ぎっくり腰

先週末からのぎっくり腰が改善しないので、駅前の整形外科に行ってみました。
待合室には大勢いましたがほとんどはリハビリテーションだけでしたので、意外に早く終了しました。
湿布とサポーターと痛み止めの薬を受け取って帰宅。
治るまでには時間がかかりそうですが、大きな問題はないことを確認しただけです。

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2019年11月 7日 (木)

図書館で6冊

買い物のついでに図書館で予約していた2冊と開架棚から4冊借りました。
予約は
明智光秀と本能寺の変
2100年の世界地図 アフラシアの時代
やや弱い気がして、開架棚から
モンテーニュ 人生を旅するための7章
海辺を行き交うお触れ書き: 浦触の語る徳川情報網
〈謀反〉の古代史: 平安朝の政治改革
ヴァルター・ベンヤミン: 闇を歩く批評
と以前から目をつけていた4冊を追加しました。
「光秀」は目次を見る限り手堅い印象で、びっくりするような内容ではなさそう。
「2100年」はぱっと見て、楽天的過ぎるのではという印象。
「モンテーニュ」「ベンヤミン」は文化史好きとしては期待大です。
「お触れ」と「謀反」は未知の視点が得られそうです。

うちの蔵書で参考文献に挙がっていたのは
源氏と日本国王」「歴史の研究」「絵地図の世界像
グレートジンバブウェ」「イブン=ハルドゥーン
想像の共同体」「文明の生態史観」「プルタルコス英雄伝
カルガンチュワ」「第三の書」「パンセ
帰ってきたマルタン・ゲール」「悲しき熱帯」「ラブレー周遊記
ベンヤミンの仕事」「ヴァルター・ベンヤミン」「啓蒙の弁証法





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2019年11月 4日 (月)

追悼 山谷初男

俳優の山谷初男氏が亡くなりました。
60年代の若松プロ作品を手始めに、個性派バイプレイヤーとして多数の作品に出演していますので出演作数は資料によって異なりますが、100本以上はあるでしょう。
私が観ている作品も約半数の50本にのぼります。

無頼漢
修羅
八月の濡れた砂
赤い鳥逃げた?
エロスは甘き香り
人間革命
四畳半襖の裏張り
竜馬暗殺
砂の器
サンダカン八番娼館 望郷
黒薔薇昇天
発禁本「美人乱舞」より 責める!
若い人
八甲田山
八つ墓村
はなれ瞽女おりん
聖職の碑
夜叉ヶ池
赫い髪の女
俺達に墓はない
スーパーGUNレディ ワニ分署
十九歳の地図
四季・奈津子
五番町夕霧楼
ツィゴイネルワイゼン
ザ・ウーマン
わるいやつら
子どものころ戦争があった
海峡
天城越え
四畳半色の濡衣

丑三つの村
居酒屋兆治
北の螢
俺ら東京さ行ぐだ
幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬
玄海つれづれ節
火宅の人
紳士同盟
われに撃つ用意あり
泣きぼくろ
寝盗られ宗介
きらきらひかる
怖がる人々
帝都物語 外伝
キッズ・リターン
秘密
のど自慢
さよなら、クロ

このうち『八月の濡れた砂』『赤い鳥逃げた?』『エロスは甘き香り』
『竜馬暗殺』『砂の器』『四季・奈津子』『われに撃つ用意あり』
『きらきらひかる』『キッズ・リターン』と
9作品も私の年間ベストテンに入っています。
とはいえ、彼がもっとも印象的な作品は『責める!』だったりします。

合掌

ついでにといっては失礼にあたりますが、
SF小説家の眉村卓氏も亡くなりました。
うちにあるのは「ねらわれた学園」のみですが、
この作品は2度も映画化されて共に観ています。『ねらわれた学園』と『ねらわれた学園
とくに81年の薬師丸ひろ子主演の作品はその年のベストに選ぶほどのお気に入りです。
また、「なぞの転校生」も映画化されています。

合掌

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2019年11月 2日 (土)

TSUTAYAとBOOKOFF

練馬区役所前のTSUTAYAでDVD5枚を借りて、BOOKOFFでCD1枚購入しました。

DVDは
翔んで埼玉
愛がなんだ
九月の恋と出会うまで
青の帰り道
ちいさな独裁者

『翔んで埼玉』は、予想外の大ヒットとなったサイタマムービー。>ごめんなさい、ダメでした。面白いかなあ、これ。
『愛がなんだ』は、最近ありがちな不思議ちゃんの理解不能な恋物語のようですが。どうでしょう。>これは拾い物です。最初は生理的にダメなヒロインがどんどん良くなっていきます。最後には彼が言っていた象の飼育員に自分がなる!もう彼に対する愛ではないですね。
『九月の恋と出会うまで』は、このところ遠慮していたタイプの作品ですが、ミステリー要素に期待して。>ミステリーなんて付け足しでした。どうでもよすぎます。話もご都合的で川口春奈さんの魅力も引き出せていたとは言い難いものでした。
『青の帰り道』は、2018年の作品でしたね、間違いました。真野さんが出ているのでそこだけに期待しましょう。>嫌な登場人物ばかりです。これが青春なら青春なんてくそったれです。だって仲間は犯罪者だぜ。あれでいい話っぽく終わらせようというのは無理があります。清水くるみさんだけが救いでしたが、それじゃ補いきれません。
『ちいさな独裁者』は、第二次大戦末期のドイツ軍。皮肉の効いた作品のようです。>もうちょいとひねりが欲しかったです。いくら事実に基づくとはいえ(本当にそうなのかは問いませんが)、普通に撮り過ぎました。もっと映像的に突き抜ける部分が欲しかった気がします。

CDは『THE BEST 真璃子
Mariko_thebest
音源はあったんだけどCDも欲しくてね。
うちにあったシングルは
Mariko_koimituketa
松本ー筒美コンビによる名曲です。

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2019年10月30日 (水)

11月新刊 新書・文庫・選書

11月の新刊から気になる新書・文庫・選書を蔵書とリンクさせて紹介します。

◎岩波新書「中華の成立: 唐代まで―シリーズ 中国の歴史①―」渡辺信一郎
中国通史では「物語 中国の歴史」。
中華世界の統一という意味では「秦の始皇帝」があります。

◎中公新書「海の地政学-覇権をめぐる400年史」竹田いさみ
同じ著者では「世界史をつくった海賊」。
全般的なところでは「近代世界システム 1600~1750」で。
アメリカなら「略奪の海カリブ」、アジアでは「東インド会社」あたり。
話が大きすぎて歴史をなぞるだけになる心配もあります。

◎中公新書「古関裕而-流行作曲家と激動の昭和」刑部芳則
古関裕而といえば戦前なら軍歌、戦後ならオリンピックや歌謡曲と時局に合わせた活躍をしていますから昭和史と絡むでしょう。
ただ、そのものズバリ過ぎて当たり前になるのではという不安も。

◎中公新書「歴史探究のヨーロッパ-修道制を駆逐する啓蒙主義」佐藤彰一
タイトルでは分かりにくいですけど、修道院の学問から啓蒙主義歴史学が生まれたということのようです。
サン・モール修道会のマビヨンという一般にはマイナーな思想家について書かれた新書が出るとは驚きです。
うちの蔵書でマビヨンに触れているのは「歴史叙述」で、
修道院の学問については「修道院」あたりでしょうか。これは必読でしょう。

◎ちくま新書「日本の民俗宗教」松尾恒一
書棚には同タイトルの「日本の民俗宗教」があります。
違う視点が得られるでしょうか。

◎ちくま新書「千家尊福と出雲信仰」岡本雅享
出雲大社がいかにして維新に関わったかという時、千家尊福は欠かせないでしょう。
時代的には「神々の明治維新」が当たります。

◎ちくまプリマー新書「はじめての三国志 ─時代の変革者・曹操から読みとく」渡邉義浩
一時期三国志関連はずいぶんと読みましたが、いまでは処分してしまい「三国志演義」ぐらいしか残っていません。

◎角川新書「豊臣家臣団の系図」菊地浩之
秀吉については「秀吉の経済感覚」ぐらいで、秀吉政権の内実は読んでいません。

◎NHK出版新書「明智光秀: 牢人医師はなぜ謀反人となったか」早島大祐
NHKですから当然大河関連書籍ということです。

◎白水社文庫クセジュ「コラボ゠対独協力者の粛清」マルク・ベルジェール
対独協力者については「ナチ占領下のフランス」にもあります。
私が観た映画では『ルシアンの青春』が思い出されます。泣けます。

◎ちくま学芸文庫「ドゥルーズ: 解けない問いを生きる【増補新版】」檜垣立哉
ドゥルーズについては「現代思想の系譜学」など概説だけです。

◎ちくま学芸文庫「河童の日本史」中村禎里
河童について触れているのは「新版 河童駒引考」。
その他民俗学関係本でも当然河童について触れています。
ただし、本書は民俗学というより史的変遷がメインです。

◎ちくま学芸文庫「日本の神話」筑紫申真
同じ著者では「アマテラスの誕生」があります。これは名著です。

◎ちくま学芸文庫「法の原理: 自然法と政治的な法の原理」トマス・ホッブズ
ホッブスでは「世界の名著」に著名な「リヴァイアサン」がありますが、本書も主著といっていいでしょう。

◎ちくま学芸文庫「釈尊の生涯」高楠順次郎
今頃なぜ戦前仏教学の重鎮の文庫化でしょうか。学問的には古くなっているのでは。

◎講談社文芸文庫「ヒューマニズム考 人間であること」渡辺一夫
同じ著者のものでは「フランス・ルネサンスの人々」「フランス文学案内」があります。
ヒューマニズムについては「ルネサンスと人文主義」や「イタリア・ルネサンスの哲学者」も。

◎講談社学術文庫「中世の罪と罰」網野善彦,石井 進,笠松宏至,勝俣鎭夫
中世の風景」には網野、石井が参加しています。笠松のものでは「徳政令」勝俣では「一揆
似たタイトルでは「西洋中世の罪と罰」があります。

◎講談社学術文庫「トマス・アクィナス『神学大全』」稲垣良典
トマス・アクィナスの著作で手元にあるのは「君主の統治について」だけ。
解説としては「西洋古代・中世哲学史」が役に立ちます。

◎角川ソフィア文庫「茶室学講義 日本の極小空間の謎」藤森照信
うちの本棚で茶道について触れているのは「日本文化の歴史」ぐらいです。要するに何も知りません。

◎平凡社ライブラリー「中世思想原典集成 精選7 中世後期の神秘思想」上智大学中世思想研究所 編訳・監修
こちらも当然「西洋古代・中世哲学史」が有効でしょう。
神秘主義者の著作では「エックハルト説教集」「学識ある無知について」が書棚にあります。

◎講談社選書メチエ「維摩経の世界 大乗なる仏教の根源へ」白石凌海
維摩経は演劇的面白さがあると言われていますがむろん読んだことはありません。
大乗経典を読む」にあるぐらいです。

◎角川選書「捨身の仏教 日本における菩薩本生譚」君野隆久
ジャータカにある捨身が日本でどのように受容されたのか。
著者は「グスコーブドリの伝記」あたりを念頭に置いているようです。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「神仏と中世人: 宗教をめぐるホンネとタテマエ」衣川 仁
関連するのは「お伊勢まいり」「神仏習合」あたりでしょうか。
ホンネとタテマエという言い方はあまり好きではありませんが。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「明智光秀の生涯」諏訪勝則
これも大河関連書。

◎平凡社ブックレット 〈書物をひらく〉「江戸水没: 寛政改革の水害対策」渡辺浩一
地震、火山はあっても台風、大雨についての歴史は持っていません。

今月の目玉は
「歴史探究のヨーロッパ」「コラボ 対独協力者の粛清」
「ヒューマニズム考」「中世思想原典集成 精選7」
「捨身の仏教」「江戸水没」
なかでも「歴史探求のヨーロッパ」は期待大です。

 

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